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月と専制君主

約半年ぶりの更新です。
皆様お元気ですか?
って、誰も来てないと思うが...(笑)

え〜と、元春さんが新しいアルバムを出しました。

月と専制君主(CD+DVD)

正確に言うと、昔出した曲を一回壊して作りなおした、
いわゆる「セルフカバーアルバム」です。
1. ジュジュ
2. 夏草の誘い
3. ヤングブラッズ
4. クエスチョンズ
5. 彼女が自由に踊るとき
6. 月と専制君主
7. C'mon
8. 日曜の朝の憂鬱
9. 君がいなければ
10. レインガール
 
 
このアルバムの発売の話を最初に聞いたのはいつだったかな?
たぶん、元春さんのファンクラブのインタビューでなかったかと思う。
20周年を過ぎたあたりからか?
リイシュー盤の発売が続き、正直辟易していた(すみません)私自身の、
それを聞いたときのテンションは、はっきり言って低めだった。
元春さんのことは大好きだし、私の人生を語るにおいて(誰にも語る予定はないけどさ)
欠かせない人であることはそうなんだけど、
正直、前のような情熱を持って追いかけることはなくなっていたので、
(基準となる、「前のような情熱」というのがすごかったことは書き添えておく)
いざ、詳細が発表になっても、曲名をチェックすることもなかった。
そもそも、買うかどうかも決めていなかった。

で、いよいよ発売が近づいてきて、MWSに行って曲名をチェックしてみた。
いや〜〜〜元春さんのことはずいぶんわかっている気になっていたけれど(笑)
それにしても、予想外の曲が入っていた。

最初に曲名をざっと眺めて浮かんだ言葉は「リベンジ」である。
元春さんはかつて、雑誌のインタビューで、
「僕のリベンジは一生続きます」という名言を残しているけれど、
その精神は、脈々と元春さんの中に生き続けているのだった。(と、勝手に思う)

長くファンをしている人ならわかるはず。
「クエスチョンズ」「彼女が自由に踊るとき」「C'mon」...
どちらかというと、元春さんが不遇(?)の時代に生み出された楽曲だ。
レコード会社とうまくいかなかったりして、こっそりと発売されたアルバムの中の曲。
会って聞いたことはないけれど、きっと元春さんには、
「ちょっとした不達成感」があったのでは?と思っていた。
(勝手な想像です。)

元春さんがリイシュー盤を出すと聞いて、
さすがに「SOMEDAY」や「約束の橋」を選ぶとは思っていなかったけれど、
隠れた名曲と言えば他にも山ほどある元春さんである。
その中で、この曲たちを選んだというのがとても興味深かった。

元春さんのリベンジ、見届けなくては!との思いから、
私はこのアルバムをポチっとしてしまったわけなんである。

ということで、曲の感想を少しずつ。

1. ジュジュ

私のモータウン好きを知ってか知らずか元春さん!(笑)
イントロで何度「I need love,love」と、歌いだしそうになったことか!
クレジットには、ホランドドジャーホランドさんの名前がちゃんと。
アレンジがどう変わろうと、
その歌詞の深遠さと裏腹に、
この曲を聞くと、心が自動的に踊ってしまう。
これこそが、佐野元春の真骨頂。
「ジュジュ 君がいない」のあとの、ラララ♪をぜひ入れてほしかったな。
あれ、好きなので。

この曲は何年たっても私の好きな曲のリストに入り続ける。
そして、元春さんもきっと好きなんだろうな...とひとりニヤニヤしたりする。

2. 夏草の誘い

発売当時は、はっきり言って印象に残らない曲だった。
若かった当時の私には「ただのさわやかな曲」というだけの曲(すみません)
でも最近ライブで元春さんがこの曲を歌うようになって、
その歌詞の素敵さに気付いたりもした。
ホルンの音色はやっぱりさわやかさをこの曲の与えてはいるけれど、
アレンジが変わっても、20年以上前のあのさわやかさは隠せないでいるけれど、
いつだって君のために闘うよという歌詞を、
今の元春さんの声で聞けて良かったと思う。

3. ヤングブラッズ

私が勝手に名づけた(笑)「リベンジアルバム」の中で、異色の選曲である。
「ヤングブラッズ」と言えば元春さん、大ヒット曲ではないの!
リベンジしなくてもいいじゃないの!(だから思い込みだって!笑)

と、いう冗談はともかく、この曲も発売から20年以上たっている曲である。

この曲は、私にとって、少々「気恥ずかしい曲」なのだ。
あの...どこだっけ?新年に公園で歌っていた元春さんも、
あの...はつらつとしたアレンジも、
どうにもこうにも、まぶしすぎる曲だった。
当時の他の曲を聞いても、そんなことはあまり思わないのだけど、
この曲だけは、気恥ずかしさが抜けずに、新年にこっそりと聞く一曲になっていた。

だから今回、この曲をこのアルバムに入れてくれてよかったとホッとしている。
これで、新年以外でも堂々と聞けるようになったのだから(笑)

ラテン...なのかな?パーカッションがいいな。

4. クエスチョンズ

私自身の、オリジナルの印象は「頼りない」。
その頼りなさはきっと、主人公の頼りなさから来ているものなんだろうけど、
どうも、アレンジが窮屈な感じがしていた。
時間がたって、元春さんは主人公に対する目が変わったのかな?とも思う。
肩の力が抜けて、でもそのメッセージはより強く。
間奏のスキャット(?)も、また良し。

5. 彼女が自由に踊るとき

元春さんは見かけによらず(笑)女性シンガーとの相性がとてもいい。
それは周知の事実だ。
そして、女性シンガーとのデュエットするとなぜかいつも、曲に広がりが生まれる。
元春さんの声はより優しくなり、二人の声はまるで空に向かっているかのような、
そんな広がりが生まれる。

「彼女」に対する優しい視線と、「彼女」との優しいハーモニー。
澄んだ空気と、そして空には月が浮かんでいる。
そんな美しい情景が目の前に浮かびます。

ちょっと「月夜を往け」を思い出したり。

6. 月と専制君主

前のアレンジが「専制君主バージョン」だとしたら、
このアレンジは、さしずめ「月バージョン」。
今回のアルバムの中で、劇的に変わったといえばこの曲かな。
最初このアレンジを聞いたときは、「ふたつの夢重ねて」からのメロディーが変わってて、
そして、そのメロディーがいまいちピンとこなかったので、
え〜〜っと思ってしまったんだけど、
聞きこんでいくうちに、だんだん好きになってきました。

ある、伝えたいメッセージがあった時に、
それを頭ごなしに言ったからって伝わるものじゃない。
元春さんお得意の、パイのようなおいしそうなものに包んで届けられたメッセージは、
何年か後に、突然その味を思い出したりするものだったりする。
軽快なアレンジに隠された強烈なメッセージは、
静かに静かに、心の中に..。

しばらくはこのまま、歩いてみようか。

7. C'mon

オリジナルについては、半分くらい忘れていた曲だった(すみません)
え?シングル曲...だったっけ??(重ねてすみません)
他の曲に比べて、少なめのミュージシャンたち。
この曲はもう少し弾けてほしかったかな。

8. 日曜の朝の憂鬱

この曲は冬の歌ですよね。
だとすれば、前のアレンジの方が冬っぽいかな。
オリジナルの方が、キーンと冷えた空気が伝わります。
マンドリンとオルガンが、牧歌的に感じてしまう。
ニューヨークで作られたこの曲と、牧歌的というイメージが合わない感じ。
もっとも、私がこの曲に対して持ってるイメージと合わないというだけの話ですが。

9. 君がいなければ

この曲って、何気に人気がある曲ですよね。
って、単に私の印象なんですけど。
「ド」ストレートなラブソング。
元春さんのインタビューによると?どうやら実在の人物を思い浮かべて書いたらしい。
君がいなければ君がいなければ...
一度くらい言われてみたいものです(遠い目 笑)
いろんなメッセージがいっぱいのこのアルバムの中にあって、
パイにも風呂敷にも包まれないまんま、ポンっと置かれたラブソング。

あまりに無造作に置かれているので、
「いいんですか?元春さん?」と、ちょっと遠慮がちに、
もう一度、この曲を聞いてみたりする(笑)

10. レインガール

もう長いこと元春さんの応援している私でも、
ライブの元春さんのアレンジに関しては、お手上げである。
イントロが始まって、歌い始めてもわからないことさえある。
そのたびに私は「またやられた!」と、むしろ嬉しくなってしまうのだが。

ワルツ版レインガールを初めて聞いて驚愕したのはいつのことだったか。
あれは...ハートビートをレゲエで歌って以来の衝撃であった...(笑)
久しぶりに聞くレインガール@ワルツ版は、
最初からワルツ版として存在していたかのような自然さだった。

元春さんがインタビューで言っていた。
ワルツというのは波のリズムだと。
ということは、ワルツというのは、母なる、
そして今は忘れてしまっている遠い記憶の中のリズムなのかな。

すごく変なんだけど、この曲を聞いていて思い浮かぶ言葉は「音楽隊」という言葉。
ギターさんとかベースさんとかホーンセクションさん達とかピアノさんとか。
街の中を練り歩きながら歌っているイメージ。
元春さんだけじゃなくて、楽器みんなが歌っているような気がする。
それもワルツのなせる技なのかな?

+++++++++++++++++++++++++++++++

テキトーに感想らしきものを書いてはみたけれど、
正直、最初聞いたときはピンと来てなかったんだよね〜このアルバム(え?)
このアルバムが「アダルトコンテンポラリー的なアプローチ」で作られたことはわかっていたつもりだったんだけれど、誤解を恐れずに書いてしまうと、私はホーボーキングバンドの音よりも、コヨーテバンドの音の方が好きで、そっち系の(?)音楽の方に反応してしまうからなのだ。しょうがない。これは好みの問題。

もう少し、スパーク(笑)してくれてもよかったのにな、という思いもあったり。

でもね〜〜恥ずかしげもなく言ってしまえば、
私は紛れもない「モトハルチルドレン」であって、
最終的には、「OK!」となってしまう自分もいる。
現に、聞き続けているうちに、このアルバムに惹かれてしまっている自分もいる。

考えてみれば、安易な応援歌や、
メッセージをそのまんま垂れ流す曲や、
ただただきれいなだけの歌とか、
私小説か!ってくらい、歌にするまでもない言葉の羅列とか、
コンサートに泣きに行く人たちとか、
そんなのばっかり見たり聞いたりしていると、
このアルバムったらすごいと思う。
歌われてる曲が20年前の曲であっても10年前の曲であっても、
20年前と同じく、それは普通に存在しているし、
また新しい発見があるなんて、奇跡だと思う。

そしてきっと、10年たってこのアルバムを聞いても、
また新しい発見があることを私は確信できる。

しばらくは、部屋のコンポのCDトレイに乗せておくことになりそうです。

でも...どうでしょう?
今度は「ロック的なアプローチ」のセルフカバーを出してみては??
ぜひ聞きたいですわ...。
その時は、「情けない週末」を大胆にロックで...爆

それよりもなによりも、21世紀になってもう丸10年。
その間に2枚しかアルバム出してないって元春さん!
ダメですよ!(責?)
そこんところも、よろしくどうぞ(笑)
  

元春さん(モトハルな日々) : comments(0) : -
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